Printstar(プリントスター)とglimmer(グリマー)は「プリントできるウェア」のブランド。充実した商品ラインナップ、豊富なカラーバリエーションにより、オリジナルウェアをつくるすべての方を応援しています。
最新カタログでは、独自の“色”を放つ魅力的な出演者たちに、オリジナルウェアを制作していただきました。この記事では、フォトグラファーの野口悟空さんが制作したウェアを、カタログ未掲載のカットも含めてご紹介!
MAGAZINE
フォトグラファー野口悟空のウェアづくり「写真をウェアにして残す価値」【Printstar & glimmer 2023AW 特別企画】
2023.10.24
写真を見ると、撮った瞬間に戻れる
数多くのファッションブランドのルックやアーティスト写真の撮影を行うフォトグラファーの野口悟空さんは、彼がこれまで撮りためてきたポラロイド写真を使い、「写真とは異なる形の作品」としてオリジナルスウェットを制作した。
「写真を見ると、撮ったときに戻れる感覚があるんです。これって写真特有の力だと思っていて。今回セレクトした4つの写真も、どれも僕のお気に入りの瞬間です」
友人と過ごした時間や、散歩中に見つけた心揺さぶられるほどの綺麗な景色など、野口さんにとって思い出深い瞬間が散りばめられている。
友人と過ごした時間や、散歩中に見つけた心揺さぶられるほどの綺麗な景色など、野口さんにとって思い出深い瞬間が散りばめられている。
また、「空っぽのなかにも悟りを開いて生きていってほしい」という思いを込めて付けられた「悟空」という自身の名前を象徴したアイコンが、背面にプリントされているのにも注目だ。
ボディの色にライトブルーを選んだのは、普段アウターやパンツでカーキのアイテムを取り入れることが多い野口さんが考える「一番カーキに合う色」だからだそうだ。あえて「白」を選ばなかったのは、「ポラロイドの白ふち部分が分かるようにしたかった」とのこと。
ボディの色にライトブルーを選んだのは、普段アウターやパンツでカーキのアイテムを取り入れることが多い野口さんが考える「一番カーキに合う色」だからだそうだ。あえて「白」を選ばなかったのは、「ポラロイドの白ふち部分が分かるようにしたかった」とのこと。
写真をウェアにして残す価値とは?
今回のオリジナルスウェットの制作にあたり、「写真をSNSに載せて終わりではなく、別の形に残していくことも大切」だと気づいたと話す。
「オリジナルウェアにすることで、思い出として撮った写真と共に新たな思い出を作り、少しずつプリントされた過去が色あせて変化していく様子を楽しめる。そんな写真の楽しみ方があってもいいのかなと思います」
いつもとは違う形。しかし、このウェアもまた、写真と向き合うフォトグラファーの重要な1枚の「作品」なのだ。
いつもとは違う形。しかし、このウェアもまた、写真と向き合うフォトグラファーの重要な1枚の「作品」なのだ。
【Printstar・glimmer担当者からの一言】
「フィルム写真ということで、ピンボケした部分のニュアンスなどを自然に表現できるよう、インクジェットでプリントしました。プリントと刺繍を同じ面に施すというのは印刷業者さんにとって難易度が高いため、取り入れる際は、プリントの位置と刺繍の位置をなるべく離したデザインにすることが、良い仕上がりにするコツかと思います」(TOMS プリント担当)
「フィルム写真ということで、ピンボケした部分のニュアンスなどを自然に表現できるよう、インクジェットでプリントしました。プリントと刺繍を同じ面に施すというのは印刷業者さんにとって難易度が高いため、取り入れる際は、プリントの位置と刺繍の位置をなるべく離したデザインにすることが、良い仕上がりにするコツかと思います」(TOMS プリント担当)